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作品紹介
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花咲けば共に眺めん 実熟せば共に食はん 悲喜頒ち共に生きん
娘の結婚が決まった時、坂村真民の詩をはがき三枚に書いて贈りました。
これからの人生を二人で仲良く、幸せに過ごしてほしいとの気持ちを込めて -
てふてふが一匹韃靼海峡を渡って行った
遠い昔高校生の頃安西冬樹の一行詩に出会いました。
一匹の蝶が暗い海峡をひたすらに飛んでゆくそんな情景が眼に浮かび
蝶はいったいどこに向かっているのだろうと思ったことを覚えています。 -
不動心
いろいろと迷いながら生きているような気がいたします。
ゆるぎない強い心をもって前を向いて歩いていきたいと思います。 -
酉 延寿万歳
年の初めに干支を扇面に書きました。
一年がいい年となりますように -
看脚下
以前掲載の「照顧脚下」と言葉は少し違いますが、同じことが言われています。
今回は80センチ四方の大きな紙に書き、衝立に仕立てました。 -
君看よ雙眼の色語らざれば愁無きに似たり
良寛和尚が愛した句として有名ですが、
相田みつをさんはこの句についてこの様に言っておられます。
文字にも言葉にも到底表せない深い愁いを重い悲しみを心の底深くずっしりと沈めてじっと黙っていいるのです。
澄んだ眼の 底にある深い愁いのわかる人間になろう重い悲しみの見える目を持とう -
山頭火
「遠山の雪も 別れてしまった人も 遠く遠く鳥わたる 山々の雪」
突然に逝ってしまった父の死をなかなか受け入れることができなかった時、
この詩に出会い深く心に染み入りました。 -
細見綾子の句
「遠雷のいとかすかなるたしかさよ」
暑い夏を迎える前に、大きなうちわに細見綾子さんの句を書いてみました。
これで夏を乗り切ろうと思います -
雲想衣装花想容 李白詩
「雲を見ては衣装を想い、花を見てはその姿を想う」
これは楊貴妃の美しさを讃える詩の一節です。
それはさておき私も母の形見の着物を着ては母を偲び、
共に過ごした日々を思い出しています -
相聞
「また立ちかへる水無月の嘆きをだれにかたるべき
沙羅のみづ枝に華咲けば悲しき人の目ぞ見ゆる」この詩の世界を書で表したかったのですが
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才能とは長い忍耐の事である
書を始めて何年か過ぎた頃の事です。展覧会の作品に取り組んでいましたが、
なかなか思うようにかけず「あ〜あ私には才能がないんだ」と落ち込んでいました。
するとそれを聞いた師匠が「才能云々するほど努力をしたのか」と言われました。
私はもう本当に恥ずかしく、深く反省いたしました。 -
照顧脚下
禅寺の玄関にはよく、こう書かれた木札がかけられています。
これは足元をよく見なさいということです。
玄関では履物を揃えて脱ぎなさいということですが、
本質的には、自己を見失ってはいけない、
足元を見つめてしっかりと生きよということだそうです。 -
禅語2句
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五言絶句 七首
2017年 第四回 日展入選作
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七言絶句 五首
2018年 第五回 日展入選作
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武者小路実篤の言葉